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日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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ガダルカナルから英霊の御遺骨百三十七柱が帰国

平成26年10月24日(金)

 本日、海上自衛隊の平成二十六年度遠洋練習航海部隊が、五ヶ月以上にわたる遠洋航海を終え、
旗艦「かしま」以下三隻の練習艦が午前九時に東京晴海埠頭に入港した。

 この度の遠洋練習航海の画期的なことは、
大東亜戦争の激戦地であったソロモン諸島ガダルカナル島の土に埋没していた戦没日本軍兵士百三十七柱の御遺骨を、ソロモン海域において旗艦「かしま」に安置して帰国の途につき、本日午前十時半、東京晴海埠頭で厳かな儀式のうちに厚生労働省遺体安置室に引き渡したことである。

 今まで、何度となく、大東亜戦争において、外地に斃れたまま放置されていた戦没兵士の御遺骨が日本本土に帰ってきた。
 しかし、全て御遺骨は民間の飛行機や船で日本に運ばれ、日本では厚労省職員がそれを受け取っていた。そこに、自衛隊の関与と自衛隊員の姿はなかった。

 外地で斃れた兵士達は、全て国家の命令により戦地に赴き、戦闘状態のまま兵士として戦死している。
 このような兵士の御遺骨が祖国に帰還する時には、軍隊がそれを栄誉礼を以て出迎えるのが世界の常識である。
 ところが、我が国においては、英霊の御遺骨を軍隊(自衛隊)が武人に対する敬意を以て迎えることはなかったのである。

 よって、この度、御遺骨百三十七柱が、ソロモン海域から帝国海軍と同じ軍艦旗と日の丸を掲げた護衛艦により祖国日本に運ばれ、海上自衛隊の栄誉礼を以て迎えられてから厚労省に引き渡されたことは、
 当たり前のことながら、
 戦後初めてのことで、まさに、画期的なのである。
 午前十時三十分からの式は、次の通り始まった。

 午前十時、
 旗艦「かしま」の後部タラップから、練習艦隊司令以下練習生百七十余人が一列になって埠頭に降り立ち「かしま」を背にして整列した。
 午前十時二十分ころ
 「かしま」の前方の埠頭に整列した軍楽隊が「軍艦マーチ」を演奏した。
 午前十時三十分、
 「かしま」の前部タラップから十数個の御遺骨の入った白い箱がそれぞれ十数人の水兵に抱かれて、静かに埠頭におりてきた。
 その時、軍楽隊は「海ゆかば」を演奏しはじめ、その演奏は、白い箱が儀仗兵の前で栄誉礼を受け終わるまで続けられた。
 栄誉礼が終わると、水兵が白い箱を厚労省職員に渡し、
厚労省職員はその箱を「かしま」の前に設置された祭壇に置いた。
 来賓と遺族が、その箱が置かれた祭壇に黄色い菊を献花した。
 再び軍楽隊の「海ゆかば」の演奏のなか、
 白い箱が厚生省職員によって安置所に向かうためにバスに運ばれ、埠頭から離れていった。
                                          以上

 御遺骨の入った白い箱が、「海ゆかば」が響くなかを、静かにゆっくりと軍艦からでてきて埠頭に向かうとき、言いしれぬ思いに襲われ、涙が流れ出るのをこらえた。
 後に、来賓席の後方でカメラを構えていた親しいカメラマンが言った。
「泣きながら、カメラを持っていましたよ、みんな泣いていましたよ」

 戦後六十九年、外地の戦場で斃れた兵士達は、未だ百万人以上も外地の土の中に放置されたままだ。
 また、幸いにも身内のいる祖国に帰った御遺骨においても、
 今まで、祖国において、このような敬意と栄誉礼を以て迎えられたことがあろうか。
 本日は、ささやかな帰還式であったが、実に画期的であったのだ。

 式終了後、話す機会のあった士官に言った。
「儀仗兵が銃を持っているので、二十一発の弔砲を撃つのかと思ったが、弔砲がなくて残念だった」
 士官は返答した。
「次は、弔砲を撃ちたいです」
 
 明日は、関大尉らが、初めて特攻出撃してから七十年の日に当たる。
 彼ら、特攻隊員六千余人は、文字通り玉砕、散華したので遺骨はない。
 慰霊の日は続く。

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